001 養育里親生活。

2020年8月に養育里親になりました。我が家にやってきた里子ちゃんは、当時小学1年生の女の子。当初は小学校入学と同時に委託になる予定だったけど、コロナの影響で、思うようにマッチングが進まず、夏休み中の委託開始に。

自分の生活の中に、急に小学1年生がプラスされる不思議な経験。

里親研修やマッチング期間で、里親になる覚悟は固まっていたけど、里子ちゃんと暮らし始めると、今までの生活環境が一変して戸惑いました。

普通にやっていたこと(夜遅くまで飲みに行ったり、疲れているときは適当な食事にしたり…)ができなくなって、規則正しい生活を心がけないといけなかったり、自分以外の予定や準備に振り回されたり。

私たち夫婦より、里子ちゃんのほうが、何倍も環境の変化に戸惑ったと思います。家や小学校はもちろん、生活時間や食事内容まで、すべてが一気に変わってしまったから。

里子ちゃんは望んで施設にいたわけではないし、進んで我が家に委託されたわけでもない。

周りの大人たちが色々と考えて、長い目でみて、一般家庭で養育したほうが里子ちゃんのためになるからと、マッチングのときに説明してもらいました。里子ちゃんの生い立ちや性格を考えると、確かにそうだとは思います。

でも、小学1年生の里子ちゃんは、我が家にくるのはイヤだったはず。里子ちゃんにとって、10年先の未来より、施設のお友だちやお気に入りの職員さんとの今の生活のほうが大事だと思います。みんなと離れてまで、進んで新しい環境で暮らしたいとは考えていなかったでしょう。

それでも、縁があって我が家にきてくれた里子ちゃん。

我が家にきて良かったと思ってもらえるように、毎日が楽しく過ごせるように、彼女の未来が明るくなるように。

いろんな想いを込めて、3人での生活がスタートしました。

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